ダイエッ卜のための入浴というと、汗を大量に流すサウナのような蒸し風呂が効果的だと思う方も多いでしょう。しかし、その考えは決して正しいとはいえません。普通にお湯に入るお風呂と、蒸し風呂とは、お湯で体を温めるか、気体もしくは蒸気で温めるかといった違いがあります。この二つを比べると、休を温めるために必要とする時間は、お湯の中で温めるほうが短くてすみます。それに対して蒸し風呂は、体を温めるまでに時間はかかりますが、長く入っていられます。というより、長く入っていれば汗がどんどん出てくるため、やせるような錯覚を抱く人が多いのです。しかし、蒸し風呂に長時間入ることは、心臓やその他の内臓器官に悪い影響を与えることもあるのです。じわじわと体温が上がるにつれ、心臓機能も活動が激しくなってくるわけですが、理由からついついガマンして長く入ってしまいがちです。その結果、心臓に大きな負担をかけてしまうことになります。一方、お湯に入る普通の入浴は、短時間で温まることができるので、心臓への負担も軽くてすみます。ですから、心臓の弱い人、太っていて血管障害のある人、循環器系統に故障がある人にでも、比較的楽に最新式入浴法は実行できるといえます。また、蒸し風呂のほうが、汗が目に見えて流れるため、大量に出ると思いがちですが、その量はお湯に入っているときに流す汗と大差はありません。痩身に効果のある入浴法ですが、最新式入浴法が蒸し風呂のような入浴法でないのは、そういった理由があるのです。