油性のメイクは油で落とす。クレンジング剤を使わなくてもメイクは落ちる。そんなことに気づいた私か、次に疑惑のまなざしを向けたのが「洗顔」でした。というのも私は、ほとんどのコスメメーカーがうたっている「ダブル洗顔」ちゅうヤツが、ずっと前から疑問だったからであります。ダブル洗顔というのは、まずはクレンジング剤ですばやくメイクを落とし、その後、残った油分と汚れを洗顔料で落とすというもので、2回洗顔することによってお肌の汚れがバッテリ落ちると言われております。私もそれを信じて、すっとダブル洗顔をやっておりました。がしかし、どうも肺に落ちないのであります。洗顔後、コットンに化粧水をとり、顔にバッティングするのですが、終わったあとコットンの肌に触れた部分か黒いんです。何でヨゴレてるんだろう……ワ・洗顔したのにな〜。で、翌日にはさらにゴシゴシ洗うのです。でも、結果は同じ……顔に化粧水をつけたあとのコットンは黒ずんでいる……。その後、美容の勉強をして、ダブル洗顔しているのにもかかわらず、なぜ汚れが落ちきらないんだろう?という、この長年の疑問が解けました。答えは簡単、洗顔料にも合成界面活性剤がたっぷり入っている!からだったのです。界面活性剤のなかでも一番シンプルなのは、油と苛性ソーダを化学反応させてつくる石けんであります。石けんのなかでも、天然石けんとか無添加石けんなどと呼ばれる、オリーブオイルやヤシ油など天然素材だけを原料にしたものは、お肌にもやさしく、洗浄力も十分。でも、そういった石けん成分だけで洗顔料をつくるのは手間がかかるし、コストも高くつきます。さらにそういった石けんは、油汚れはしっかり落としてくれるのですが、泡立ちが悪かったり、洗顔後、肌が一時的につっぱるような感じがしたりして、使用感がよくありません。そこで、またもや合成化学界面活性剤の出番です。様々な化学物質を配合した界面活性剤を混ぜると、洗い上がりの保湿感が高かったり、劇的に泡立ちがよい洗顔料が、安く大量にできます。でも、発泡剤や保湿成分などの薬品をたっぷり入れれば、本来の特性である「汚れを落とす」という働きが落ちることは必至。それでは困るので、結局は洗浄力を高めるための合成界面活性剤も同時に入れるしかなくなるのです。結果、美容クリームのときと同じ、最初は劇的に落ちる洗顔料も、毎日使うことで、肌が合成界面活性剤に慣れてしよって、メイクや汚れが落ちきらない……ということになります。そう、泡洗顔、泡洗顔などと楽しみながらブツブツ洗顔しても、実は、発泡剤でできたつくりものの泡で顔をなでているだけ。そら〜汚れなんか落ちるわけないわな!しかも、合成界面活性剤の働きで、肌が本来持っているバリア機能が壊れていくので、何を使っでも美肌に向かうどころか、私のように、20代半ばにして末期的な状態になってくるのです。おお神よ……。