アメリカの医学生と違い、臨床経験ゼロで卒業する日本の医学生にとって、全科の臨床を回るインターン制度は、アメリカの卒業生以上に必要なはずであった。だが彼らはこう反論する。医局ではインターンは、自分のところに来るか来ないかわからない者を教える暇はないと邪魔者扱いにされ、一年間をむだに過ごすことになってしまう。そんな制度ならむしろないほうがありがたい。これに対して教授連は、本音ではインターン制度など廃止したい。だが立場上は擁護しなければならない。つまり、学生たちは必要性を十分に認めても、現行のままならむしろないほうがよい。一方、教授たちは必要性を認めないが、表向きは守らなければならないと言う。まことに奇妙にねじれた立場同士の話し合いはもつれにもつれた。そして最終的には、インターン制度は廃止されることになる。
【関連】
二重手術の経緯
二重整形の手順
二重まぶたのウソ